税務調査士

先週の木金と今週月の3日間、税務訴訟の分野で日本一の鳥飼総合法律事務所主宰の税務調査に関する無料セミナーに参加してきました。

税務訴訟で問題となってくるのは、法律の解釈と事実の認定です。

法律の解釈では、本来厳格な法律の解釈が求められるはずであるが、調査などの現場では課税庁側が拡張解釈、類推解釈、特別の法解釈や特別の事実認定を行って納税者の行為が否認され課税されてしまうといったことが全くないわけではありません。
このため、税務訴訟に発展したケースで、納税者が争い納税者側の勝訴となることがあります。

事実はどうなのか → これはその事実を証明する証拠が決め手となるため、この証拠を収集するために税務調査が行われます。直接的な証拠となるようなものが書面できちんと残っていれば問題ないのですが、そういったものがない時には間接的な事実を積み上げて証明することとなります。
しかし、調査の現場などでは、調査官に誤導されてしまうこともあります。

このようなことからセミナーでは、税務調査の現場での対応方法や、事例の検討、法律の思考などといったことを解説して頂きました。

税務訴訟まで意識して、後々問題とならないよう、その時々で適切な事実と証拠を残していくことが重要だと痛感しました。

またセミナーの最後には、法律を有効に活用して税務調査を有利に進めていくために、みなさん法律に強い税理士となりましょうということで税務調査士講座の紹介も行われました。

調査で問題となることや法律関係などを徹底的に学べるこの講座は、今後微妙な判断を迫られるような場面で必ず大きな力となるはずだと思いましたので、受講料は少々お高いのですが受けてみようと思います。

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