特別借換 (東京都中小企業制度融資)

今日は東京都の制度融資の中の特別借換について書いてみたいと思います。

この特別借換ですが、昨年3月に中小企業金融円滑化法の終了に伴い、中小企業の資金繰りを支援する目的で開始された制度ですが、あまり知名度がないかもしれません。

対象となるのは保証協会の保証付融資を利用している事業者で、既に借り入れをしている融資を一本化して、返済期間を延長することによって返済負担の軽減を図るという制度になっております。

信用保証料の2分の1が東京都から補助されるので、既存の借り入れをした時の補償料の戻りがあることを考慮すると、新たな自己資金の負担がほとんどなく返済期間を延長できるといった効果が期待できます。

※信用保証料の補助は、従業員数が製造業等20人(卸・小売・サービス業は5人)以下の小規模企業者が対象です。

 

弊所でもあるクライアントさんで、今回ひょんなことからこの特別借換を利用させて頂くこととなりました。

当初は特別借換を利用しようという意図はなく、決算で赤字が嵩んでしまったが、赤字の要因がはっきりしていて時期以降の業績回復見込みが立っていたので、これらのことを決算の報告を兼ねて社長とともに金融機関に報告したのがきっかけです。

今後の見通しは良くなることがきちんと伝わったためか、その数日後に逆に特別借換を利用しませんかと提案を受けて、次回以降の融資が厳しくなるといったことがないのか、実際のところはどうなのかといったことを金融機関の担当者に確認の上、この特別借換を利用させて頂くに至りました。

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